インドでは親が子供に「あなたは人に迷惑をかけて生きているのだから、人のことも許してあげなさいね」と教えるのだそうです。
子供の頃から「人に迷惑をかけてはいけない」と教え込まれてきた私は、我が子逹にも当然のようにそう言って育ててきました。
それが当たり前で、それしか知らなかったのです。
なので、この言葉を知った時はとても嬉しくなりました。
だって、人は産まれてから死ぬまでひとりでは生きられないから。
いつも誰かに迷惑をかけているのはわかっているのです。でも、迷惑かけちゃいけないと頑なに思っていると、無理をして自分がしんどくなってしまいます。
そんな時に「迷惑をかけてしまうのは仕方のないことだ」ということがわかっていると、気が楽になります。
多くの場合、自分が迷惑をかけた時は、周りの人が許してくれているのですよね。
それに気づくことが大切だなと思います。気づけば感謝の心が生まれます。
そして感謝するからこそ、他の人も許すこともできるのではないかと思うのです。
人にも自分にも優しくなれると、もっと笑顔が増えますよね。
子供たちに対して、「◯◯してはいけませんよ」と言っても、「なんで?」という言葉が返ってきそうですが、「△△だから⬜︎⬜︎しましょう」「△△だから◯◯しないようほいいよ」というように、理由がわかっていると「はい」と受け入れやすいですよね。
この言葉を知ってすぐ中学生の息子に教えました。
「お母さん、今日とってもいい言葉を知ったよ」と。
すると息子も「あ〜なるほど!」と納得した様子でした。
おかげで、今までより子供達に穏やかに接することができるかもしれません。